くまもとDX推進コンソーシアム主催

2023年度データ活用ブートキャンプ
      ~成果発表会の開催について~

 くまもとDX推進コンソーシアムでは、2023年12月から2024年2月までの3か月間、9回にわたり、企業や地域におけるデータの活用スキルを習得いただく研修「データ活用ブートキャンプ」を開催してきました。
 今年度は、データを活用した企業・地域のデジタル化・DX化を進めたい23名の方々にご参加いただき、
BIツール(tableau)等を活用した各種データの分析・活用スキルを習得し、参加者自身が所属する企業・団体における課題を設定し、データ分析により立案した改善プラン等を発表する研修プログラムを開催しました。

 最終回である2月28日には成果発表会を開催し、21名の方が14件の改善プラン等を発表しました。参加者自身の企業・団体が保有するデータやオープンデータを活用し、個人や同じ会社の参加者での発表のほか、他の企業・団体からの参加者とグループを組み発表された方もおられ、企業・団体間でのコミュニティ形成も図ることができました。

また発表ごとに、「信頼性」「可視化」「ストーリー性」「チャレンジ」の4つの観点で、講師を含む参加者全員での評価も行いました。

◇◆◇◆◇ 投票結果 ◇◆◇◆◇

【1位】高橋酒造チーム(高橋酒造、高橋ホールディングス)
「自社ショップの売上UPに繋がる施策をデータ分析から導き出す」

●発表者
 高橋酒造株式会社:中山治世さん・吉岡孝さん、高橋ホールディングス株式会社:古川晶さん
●概要
 自社ショップのデータやChatGPTを活用した現状の可視化・仮説立案による売上施策を検討。来店者の導線や商品の配置・陳列状況・売上データ、その他販売員への来店者状況等のヒアリングデータも活用し、新たな商品陳列案を設定。また、効果的な施策検討のため、熊本県の来訪者属性・来訪目的のオープンデータを活用しペルソナ(ターゲット)を設定。ペルソナに応じた売上向上の施策立案を行った取組みとなった。
●発表資料

【 2位 】株式会社メディアラート
「熊本県の医療費の増加要因」

●発表者
 堀内正巳さん
●概要
 熊本県の医療費と介護給付費のオープンデータを用い、仮設立案・要因分析を実施。更に、問題・原因を深堀し、今後熊本県における医療費・介護費の増加を提言。またデータを活用した課題対策検討に対する方針についても気づきを得られる取組みとなった。
●発表資料

【 3位 】株式会社アネシス
「建設現場DX」

●発表者
 鳥巣友加里さん
●概要
 社内のDX化について、建設業界の問題である「働き手不足」に注目し、オープンデータを用いて課題・対策を抽出。更に、課題解決策(現場管理システム導入)立案し、解決策による効果を自社アンケートデータを用い可視化。社内IT・DX化促進の理解も得られ、新たな取組みにつなげられる成果も得られた取組みとなった。
●発表資料

 くまもとDX推進コンソーシアムでは、今後もDX推進に向けた会員様向けのイベント・セミナーを開催いたしますので、皆様のご参加お待ちしております。