くまもとDX推進コンソーシアム主催

データ活用ブートキャンプ 成果発表会の開催について

くまもとDX推進コンソーシアムでは、データの収集・分析・業部改善プランの策定など、企業等における「データ活用スキル」の研修プログラム「データ活用ブートキャンプ」を、令和4年11月から令和5年3月までの4か月間、12回にわたり開催してきました。
これまでで学んだことを踏まえ、参加者自身が所属する企業・団体における課題を設定し、データ分析により立案した改善プランを発表する成果発表会を3月28日に開催いたしました。

成果発表会では、参加者自身が所属する企業・団体が保有するデータやオープンデータを活用し、自社商材や新たな事業領域に関する市場分析や、口コミデータ等業界のトレンド分析を基にした新規事業の立案等、14名の方が7件の改善プランを発表し、「信頼性」「可視化」「ストーリー性」「チャレンジ」の観点で講師を含む参加者全員での投票により、上位の改善プランを決定しました。

〈投票結果〉

1位:株式会社アネシス「介護・看護特化型住宅の可能性 ~ひとやね~」
●発表者
木下裕之さん、橋本夢子さん、平野暢之さん
●概 要
新規事業「介護・看護特化型 新築住宅&リフォーム事業」の検討・提供判断にデータ分析を活用。
具体的には、市場性、自社での実現可能性、競合他社の状況について、オープンデータを活用した人口や障がい者数の推移や介護サービスの状況、商店街等での要介護者との生活に関する街頭インタビュー結果を、Tableauやテキストマイニングにより可視化し、評価を実施。
データ活用ブートキャンプで学んだデータ分析スキルを活用して新規事業の構想を具体化し、ひとつやねの下で全ての人がココロオドル暮らしができる”ひとやね”のオープンまで実現させた。
●発表資料

2位:再春館システム株式会社「データから見る美容品の現状と提案」
●発表者
今井清貴さん
●概 要
グループ会社の主力商品(化粧品)の売上拡大に寄与する販売施策をデータ分析により立案。
具体的には、コロナ以降の美容品の販売状況に関するデータから顧客ニーズに関する仮説を設定し、設定した仮説に対してWebの口コミデータからテキストマイニングにより多く書き込まれているワードを抽出、コロナ前後でのワード数の変化から仮説の正しさについて評価を実施し、分析結果と自社の戦略を踏まえた販売施策を立案。

「くまもとDX推進コンソーシアム」においては、今年度もデータ活用等、DX推進に向けた会員向けのイベントを開催いたしますので、皆様のご参加お待ちしております。