BIPROGY株式会社
保育士に向けた働きやすい社会の実現を目指したDX支援について
取組概要
保育園・こども園が抱える問題点として、「保育士の離職率の高さ」、「それによる待機児童数の増加」が挙げられ、社会問題にもなっています。BIPROGY株式会社様は、保育業務支援サービスを開発し、そのような問題を抱える保育園・こども園に対してDXを活用した支援を行い、保育業務の効率化を図りました。
取り組みの経緯、抱えていた課題など
保育園・こども園や保育士が抱える問題点として、
① 保育士の業務が多い
② 保育士の人材が不足している
③ 業務がアナログで非効率である保育園・こども園も多い
といったものが挙げられます。
今回ご紹介するBIPROGY株式会社様も、社員の配偶者が保育士をされており、膨大な業務に追われている様子をみて、システムの力でなんとかできないか、と感じたことが保育業務支援サービスを開発するきっかけとなりました。
どのような取り組みを行ったか
保育業務支援サービスは、保育士の日常業務に必要な情報を効率的に連携し、園児の出欠確認、日誌・連絡帳の記入、園児の発達記録とそれを踏まえた計画書の作成など、様々な業務の効率化を実現させています。これによって、保育士は子どもたちと向き合える時間を増やすことができ、保育の質の向上も実現することが可能になっています。
また、保護者にとっては、保育士との連絡をスマホアプリで取ることができ、お互いの情報伝達をタイムリーに行うことができるようになりました。
取り組んだ保育園様の声
取り組んだ保育園様のお声として
「1日1人当たり約2時間の業務時間を削減することができた」「業務効率化を行ったことで、園児とふれあう時間だけでなく、園児のために作業を行う時間として活用できた」というお声をいただいています。
実際に取り組みを行って
導入時は、「システムを使いこなせるか不安…」というお声をきくことも少なくなく、保育園・こども園の状況や方針にあわせて、運用方法や機能活用計画を一緒に考えさせていただくことが大事だと感じました。導入いただいてから数か月後にお話させていただくと、導入時は余裕がなく気づけていなかったが便利機能に気づいて活用いただくといったケースもありました。
DXの取り組みにあたって、導入後も保育園・こども園にあわせて支援を行っていくことが大切だと感じております。
今後の展望について
お客様のご要望は絶えず変化するものと考えておりますので、今後も柔軟に対応していきたいと考えております。
また、将来的には、保育園・こども園にとどまらず、入園前の子育て世帯や、小学校との連携など、子育てにかかわる様々なシーンで社会貢献できるような価値が提供できればと考えております。
取り組んだ企業の概要
会社名 | BIPROGY株式会社 |
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本社所在地 | 〒135-8560 東京都江東区豊洲1-1-1 |
設立 | 1958年3月29日 |
事業内容 | クラウドやアウトソーシングなどのサービスビジネス、 コンピュータシステムやネットワークシステムの販売・賃貸、 ソフトウェアの開発・販売および各種システムサービス |
資本金 | 54億8,317万円 |
従業員数 | 連結: 8,068名(2022年3月31日現在) 単体: 4,451名(2022年3月31日現在) |
代表者名 | 代表取締役社長 平岡 昭良 |