株式会社ヒサノ(会員企業)

DXによる一貫物流システムの提供

取組概要

株式会社ヒサノでは、経営者のITセミナへの参加、ITコーディネータとの出会いにより、経営におけるDX化の重要性を認識し、配車業務の効率化や情報共有の促進を図るため、従来紙ベースで行われていた配車のシステム化(横便箋システム)を図りました。

また、新規分野である倉庫業へ参入する際に、倉庫管理を行うためのシステムの構築を行い、横便箋システムとの連動により、保管から輸送・搬入・設置に至る一貫物流サービスの提供を実現しました。 

取り組みの経緯、抱えていた課題について

株式会社ヒサノでは、東日本大震災、熊本地震など数々の苦難に直面したが、異業種への進出にチャレンジするなどで危機を乗り越えてきました。

物流サービス分野において、従前は、精密機器等の輸送から搬入・設置のみのサービス提供を行っていたが、新規分野である倉庫業へ参入する際に、ITセミナーへの参加、ITコーディネーターとの出会いを通して、業務の効率化や他社との差別化を図るためDXの活用を決断しました。

取組1)横便箋システムの構築

日別の受注内容を記録「横便箋」と呼んでいる帳票を参照しながら担当者が頭の中で配車を行っていたため、配車ミスや問い合わせ対応に紙をめくるなど業務が非効率となっていました。

現状業務の棚卸し、見える化を要件定義工程で実施し、作業の効率化や情報共有の促進を図るため、横便箋システムを構築しました。システムでは、受注情報をオンラインで処理し、簡単な操作により、人と車の配置・資源配分のスピーディに最適化を実現します。データにより配車結果や受注情報をデータで共有することで問い合わせ対応を減少させるとともに、クラウド上にデータを保存することで、本社と福岡、出先での情報共有の迅速化を図ることができました。

取組2)倉庫管理システムの構築

倉庫業参入後、配車情報(横便箋システム)と連動しつつ、倉庫の一品毎の出入庫管理をクラウド上で実現する倉庫管理システムを構築しています。ウェアラブル端末を用いて現場での管理業務を行っています。

取組3)一貫物流サービスの提供

横便箋システムと倉庫管理システムの連動により、倉庫への入庫、保管から納品先への設置、調整までの一貫物流サービスを提供することが可能となりました。

DX化を進めた経営者の声

DX化の伴走支援を頂いたITコーディネータと知り合うまでは、ITにもまったく関心を持つことができませんでした。

しかし、ITコーディネーターと対話を繰り返しながら受注・配車システムを構築していく過程の中で、ヒサノにはITの推進が重要不可欠だと腹落ちするようになり、今ではクラウドやセキュリティに関するミーティングに参加する際もまったく何の問題なく専門家やベンダーと相互の意思疎通を行うことができるようになりました。

ITは一度やったらそこで終わりではなく、会社のステージに合わせた適切なアップデートが必要だと考えており、自分自身の経験を通して経営者が深くコミットする必要を感じています。

会社概要

本社 熊本県熊本市南区南高江 2-1-15
福岡営業所/古賀倉庫 福岡県古賀市青柳町 105-39
東部営業所 熊本県菊池郡菊陽町原水 1333-2
設立 昭和10年(1935年)
事業内容 精密機器部門
ピアノ・中重量物部門
引っ越しサービス部門(ハトのマークの引越・熊本西センター)
厨房・空調機部門
企画物流部門
ヒサノトータルサービス株式会社(リビング部門・リボン工房)
資本金 1,000万円
従業員数 84名
代表者 代表取締役/久保誠

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