社労士事務所様など「士業」の業界は紙による業務が多く、DX化が急務な業界の一つであります。士業のお客様を抱えている株式会社ミンガル様は、士業事務所様の悩みや課題、業務の現状等をヒアリングし、月次業務、資産管理、顧客管理、社員のタスク管理等システム化により業務効率化を図りました。
士業の事務所様は、業務効率化により生じた時間を新規顧客の拡大に充てる等DX化による恩恵を享受しています。

　株式会社ミンガル様は、社労士（社会保険労務士）事務所様をはじめとした士業の事務所様向けに、「クラウドシステム」「業務アウトソーシングサービス（BPO）」「顧問先企業マッチング」の各サービスを展開しています。コロナ禍以降、各種業界でDXが推進されつつありますが、「士業」という業界は紙やExcelなどアナログな運用の多い業界でした。
事務所を拡大していきたいと想う事務所様が直面している課題は、
「 ① 拡大したいが営業ノウハウが少ないのでどうしたらいいかわからない」
「 ②仕事が取れてもそれを担える人材が確保できない」
「 ③新規人材が取れないのでITに強い人が少なく、デジタル化による恩恵も受けれない」
という負のスパイラルに陥っていることでした。

株式会社ミンガル様は、上記の課題に対して、「営業」「人材」「システム」の３つの側面から士業事務所様のDX化を支援しました。
まずは、社労士事務所がお客様から受けている給与計算業務を把握し、例えばお客様から預かったタイムカードをシステムに入力する作業などの作業代行を実施しました。
その中で、システム化が可能なポイントを見つけ出し、月次で実施している作業の業務改善を第一ステップとして行いました。
また、顧客の管理やチームの作業管理なども属人的に行っていたため、システムに集約をし、いつ誰が見てもわかるように会社の資産をデータ化していきました。少しずつ日々の業務が整理＆外注化できてくると時間が生まれてくるので、その生まれた時間を極力お客様との「会話」に費やし、お客様の別の課題の発掘や、新規顧客の開拓に時間を捻出できビジネスの好循環をもたらしました。

30名規模の社労士事務所様のお声として
「ミンガルに給与計算業務の一部を外注化することで、月80時間程の時間を捻出できその時間を顧客対応に充てられたことで、顧客理解に繋がり新しい仕事づくりのきっかけになった」「MINGALシステムでチームのタスク管理を実施し始めてから、今まで属人的に状況ヒアリングを都度都度行っていたのが、タスク管理アプリを見ながら整理されたタスクを定期的に確認する運用に変わって来たので社内のマネジメントがしやすくなった」というお声をいただいています。
また、50名規模の税理士事務所様のお声として
「顧客のカルテ的な情報と、顧客に対する活動履歴を日報の中で工数を含めて報告できる仕組みをMINGALシステムで実現できたので、今まで溜められていなかった顧客のデータ資産を一元管理できるようになった」「日報で業務に紐づけて稼働を報告させているので、担当者の残業に気付きやすくなり、何で時間を使っているのかの分析もでき、役員会で対策を講じるためのデータとして活用している。」といったお声もいただいております。

士業事務所様からは、業務そのものの外注化やシステム化による恩恵はもちろんですが、それ以上に「一緒に考えてくれた」という点でのありがたいお言葉が目立ちました。
「やろうと思っているけどなかなかできていない」状況を突破し、新たな1歩を進められたことが事業所の今後にとっては良い効果があったことではないかと思います。
士業事務所様だけでなく、「営業の課題」「人材の課題」「システムの課題」を抱えて負のスパイラルに陥っている企業様はまだまだ多くいらっしゃると思います。
このご支援の枠組みは業界問わず適用が可能だと考えているので、DX化に足踏みをしている企業様がいらっしゃれば是非一緒に進めて行きたいと考えております。